【セミナーアーカイブ】
日本海事協会さまが実現した蓄積データの利活用、そのコツと苦労

三菱総合研究所が実施したWebセミナー「日本海事協会さまが実現した蓄積データの利活用、そのコツと苦労」でお伝えした内容を一部抜粋してご紹介します。

当社は現在、オールインワンのデータ利活用プラットフォーム「ForePaaS」を活用したデータ利活用支援や新規サービス開発に注力しています。

2022年4月、そのForePaaSを活用した船舶GHG排出マネジメントサービス「ClassNK ZETA」が、一般財団法人日本海事協会からリリースされました。

本セミナーの前半は、「ClassNK ZETA」構築にあたっての課題や解決方法について、日本海事協会デジタルトランスフォーメーションセンターの木村文陽さまよりご紹介をいただいています。

日本海事協会は船級協会として、公正な立場から船舶の検査や規則制定を実施し、安全性を証明する機関です。ステイクホルダーは船主、荷主、傭船者など海事産業全域におよびます。

海事産業は現在、他産業と同様、GHG（地球温暖化ガス）排出削減に向けた取り組みを進めています。中でも日本海事協会は、「ClassNKゼロエミッション・サポート・サービス」を展開し、ステイクホルダーが円滑にゼロエミッションへ移行していけるよう支援する活動を行っているところです。

ClassNK ZETAは、そのClassNKゼロエミッション・サポート・サービスの一環としてリリースされました。船舶からの運行データをもとにCO2排出量などを見える化、ステイクホルダーに提供することが主な狙いです。

ClassNK ZETA開発用のプラットフォームとして日本海事協会が採用したのがForePaaSでした。データ収集から加工分析、見える化までをワンストップで実行できるForePaaSの強みを生かし、企画構想から2カ月でサービスのトライアルを開始できました。

本セミナーではさらに詳しく、木村さまよりClassNK ZETA開発の経緯や気づいた点などを振り返っていただいています。

セミナー後半は、ClassNK ZETAをはじめ、当社がデータ利活用による新サービスの構築を支援する中で感じている課題と、ForePaaS導入による解決策を紹介しています。

課題は大きく4つあると当社は考えています。

（1）既存システムの負荷
（2）複数ツールの乱立
（3）PoC疲れ
（4）人材不足

これら課題の解決策としてForePaaSが最適と判断しました。
（1）～（4）について、それぞれ有効と考えられる解決策について、日本海事協会さまの抱えるビジネス課題を当社が把握、通訳し、実装はMRIグループ会社の三菱総研ＤＣＳが担いました。

データの利活用などの新しい取り組みには障害がつきものであり、つい「できない理由」を探しがちです。しかし、データの利活用に成功している企業は、手をつけられるところから小さく始め、アジャイルに推進しています。

当社は、こうしたデータ利活用を実現する「最適解」こそ、オールインワンのデータ利活用プラットフォーム「ForePaaS」だと考えています。

本セミナーの最後では改めてForePaaSの機能を詳しく紹介しています。
ぜひご視聴ください。